Galbanum

学名：Ferula gummosa

和名：フウシコウ

科名：セリ科

抽出部位：樹脂（根茎部のレジン）

抽出法：水蒸気蒸留法

香りのノート：トップ〜ミドル

香りのイメージ：＜樹木系＞独特な深みのある土から立ち上がるグリーン調の香り

香調：苦味のある、青臭い

香りの強さ：中〜強

主な成分

α-ピネン、β-ピネン、サピネン、1,3,5-ウンデカトリエン

主な作用

・抗炎症作用

・抗菌作用

・去痰作用

・抗感染作用

・神経緩和作用

・鎮静作用

・通経作用

根茎二切り込みを入れそこから出てくるガム樹脂が１本のガルバナムから２０g程度採取されるまでにおよそ１ヶ月程度かかります。

旧約聖書に出てくるとても古い香りの一つ。旧約聖書ではフランキンセンスと一緒に混ぜて使われ、古代エジプトではミイラの防腐剤として使用されていました。また古代ギリシアの医師ディオスコリデスは『シリアのフェンネル』と呼び万能的な解毒や歯痛止めとして使用していました。現在は香水用の香料として、オリエンタル系の保留剤に欠かせない香りです。

怒り、執着、恐れなどの感情を癒し、神経の緊張や興奮状態をほぐします。

女性ホルモンのバランスの乱れからくる不調をサポートします。

・Use un the bath or shower for absorption and aromatherapy benefits

・Diffuse for stress, depression, and nervous tension

・Massage, diluted, for arthritis, muscle pain and stiffness, and stress

Energy quality

鎮静、リラックス、精神統一

ブレンド例

生理不順：イランイラン、ジャスミン、ネロリ

瞑想：フランキンセンス、ベンゾイン、パチュリ

呼吸器系の不調：ラヴィンツァラ、リッツェア・クベバ、ファーニードル

禁忌

ガルバナムの香りのパワーは非常に強く、100％の状態ではブレンドに適していません。

アルコールをはじめとする溶剤で、5～10％に希釈して使用しましょう。

ブレンドする際も全体の5％を超えるとtoo much Greenになるので少量の配合から試します。

皮膚に使用する前には必ずパッチテストを行ってから使用すること。