hay fever essential oil
hay fever
季節性アレルギー鼻炎(=花粉症)は原因となる花粉(スギ、ヒノキ、ブタクサなど日本国内には約60種以上の植物があると言われる)の飛ぶ季節にだけ透明のさらっとした水のような鼻水、鼻づまり、鼻の粘膜についた花粉を取り除こうとして発作的に連発するくしゃみや目のかゆみ、涙、充血などが主な症状として現れ、症状が重くなると、皮膚のかゆみ、頭痛、だるさ、不眠などを引き起こすこともあります。
くしゃみ・・・鼻の粘膜についた花粉を取り除こうとするため生じる。
鼻水・・・・・鼻の粘膜についた花粉を取り除こうとするため涙と成分がほとんど同じ無職で粘り気のないサラサラとした水がダラダラ出る。
鼻づまり・・・花粉症で鼻の中の下鼻甲介という部分の表面粘膜が空気が通らなくなり鼻がつまる
花粉症の症状を緩和するには、抗カタル作用、粘液溶解作用、抗アレルギー作用のある精油を吸入、芳香浴、アロマミスト、クリームなどで用います。
粘膜の炎症の緩和に働きかけることで鼻の通りがよくなり分泌物が減り呼吸が楽になります。
*吸入で行う場合濃度が濃いとかえって粘膜の負担になるため使用量への注意が必要です。
hay fever essential oil
免疫性のバランス調整
*酸化物類
抗カタル作用、免疫調整作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、去痰作用
主な成分:1.8シネオール
- hay fever essential oil
抗カタル作用とは
粘膜の炎症に働きかけ、喉の痛みや鼻づまりを緩和してくれる作用
粘液を分泌する粘膜細胞に炎症がおき、その結果多量の粘液分泌をおこす状態
炎症のはじめに生じる血管拡張が粘液腺を刺激し、粘膜細胞による粘液産生と分泌が亢進します。つまり炎症で粘液細胞が死滅するのではなく、活発に機能しているということです。
*モノテルペンアルコール類
抗感染作用(抗菌、抗ウイルス、抗真菌)・免疫調整作用・神経強壮作用
成分例:
リナロール、ゲラニオール、ネロール、テルピネン-4-オール、α-テルピネオール、
シトロネロール、l-メントール、ラバンジュロール、ボルネオール、ツヤノール
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・タラゴン
抗ヒスタミン
*芳香族アルデヒド類
神経強壮作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用、鎮静作用、解熱作用
主な成分:シトラール(ゲラニアールとネラールの混合)
- hay fever essential oil
去痰、粘液溶解作用
*ケトン類
去痰作用、粘液溶解作用
主な成分:カンファー、ベルベノン、α-ツヨン
- hay fever essential oil
・セージ
・ヒソップ
・ユーカリ
ケトン類を多く含む精油は神経系への注意が必要。高濃度、長期での多量使用は避ける。
特にツヨン、カンファー、プレゴンには神経毒性が認められます。
粘液溶解作用とは
気道には粘液層があり、線毛の動きによって体外に向かって常に移動しています。鼻や口から気道に入り込んだ異物はこの粘液層によって絡めとられながら運ばれ排除されます。
(気道の粘液が外に出たものが痰)
鼻づまり解消
*メントール
鎮咳作用
*δ-3カレン(モノテルペン炭化水素類)抗炎症作用
・アンジェリカ
・サイプレス
・ブラックスプルース
鎮咳作用(ちんがい作用)とは
咳を鎮める作用のこと
抗アレルギー作用
エステル類
アレルギーの初期反応である細胞からアレルギー物質が出るのを防ぐ作用
キク科、シソ科の花から蒸留する精油に多く含まれる。
成分例
酢酸リナリル、酢酸ボルニル、安息香酸ベンジル、酢酸ゲラニル、アンゲリカ酸エステル
抗アレルギー作用のある精油
アレルギー症状を和らげる作用
・アニス
インヘラー(吸入)
キャップをはずし、中に入っているコットンスティックに精油を染み込ませます。
使い方は容器の先端を鼻の中に軽く入れ息を吸い込むと染み込ませた香りが鼻の中に広がります。
精油をブレンドする場合はビーカーなどで精油をブレンドして染み込ませます。
*精油は医療行為としての使用ではありません。
症状が重い方は医師の診療を受け、ホリスティックケアの中で精油を取り入れてください。
d-リモネンを含む精油について
アセチルコリンエステラーゼは副交感神経の伝達物質を分解する酵素です。d-リモネンはその酵素を活性阻害するので、副交感神経の興奮を介して、一般的にはアレルギー症状を悪化させる可能性があると言われています。
直接花粉症の作用として使用するのではなく、気分をすっきりさせる作用に優れているので花粉症で鼻や喉が詰まったり頭が重かったりとふさぎがちな気分をリフレッシュさせてくれます。
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